10月1日、「学校防災教育実践モデル地域研究事業 第2回 実践委員会」が開催しました。本委員会には、愛媛大学防災情報研究センター副所長の 二神 透 先生をはじめ、西条市の防災危機管理課、消防署、警察署、自衛隊、防災ネットワーク、PTA、そして近隣の学校安全担当者の皆様など、多岐にわたる分野からの委員の皆様にご出席いただきました。
会議では、はじめに、「防災ホームルーム活動の研究協議」が行われました。1年3組での「西条市の防災」に関する活動や、2年6組による「自分の命を守るために-日常から考える減災-」に関する活動について、活発な協議がなされました。
続いて、本校の実践研究の進捗状況が報告され、さらに今後の大きな取組として予定されている「合同避難訓練」に向けた計画案が共有されました。12月には、南海トラフ巨大地震の発生を想定し、本校をはじめ西条北中・西条小・神拝小の児童生徒および教職員、総勢1,000人が参加する大規模な合同避難訓練が計画されています。西条市総合文化会館への避難および、陸上自衛隊による給水車の見学・体験、段ボールベッド組立体験、ロープワーク、バケツリレーといった多彩な防災教室を通じ、学校間の連携と実践的な防災対応力を高めていく予定です。

学校防災教育実践モデル地域研究事業
授業
10月1日6限目、「防災に関する公開授業」を実施しました。今回は、「学校防災教育実践モデル地域研究事業」の実践委員の皆様にもご参観いただきました。
1年3組では、「西条市の防災」を主題としたホームルーム活動を行いました。事前学習で確認した南海トラフ地震や防災に関する知識をもとに、西条市ではどのような被害が想定されるのかを、ワークシートへの記述を通して真剣に考えました。さらに、提示された資料から具体的な被害想定を読み取り、自助・共助の観点から「普段の生活の中で自分にできること」について、主体的に意見を交わし、自分の考えを発信する姿が見られました。

一方、2年6組では、「自分の命を守るために―日常から考える減災―」を主題に授業を展開しました。災害時の判断や行動を疑似体験する防災協力シミュレーションゲーム「ダイレクトロード」(神戸市消防局)に取り組み、情報カードや地図を手掛かりに、どのように判断し、行動するべきか、その根拠を考えました。また、防災士資格を取得した生徒や相馬市を訪問した生徒から体験談を聞くことで、災害が日常生活に及ぼす影響について、より身近かな問題として捉え直しました。授業の最後には、一人一人が「自分の日常生活を一つ変える」具体的な減災行動の目標を考え、自分自身の言葉でワークシートに書き込みました。

両クラスとも、単なる知識の習得にとどまらず、災害時や日常生活において「自分はどう判断し、どう行動するのか」を深く考え、それを自分の言葉で表現する生徒たちの姿です。
今回のホームルーム活動を通じて、生徒たちは防災を「誰かのための学び」ではなく、「自分の命や暮らしを守るための学び」として捉え、日常の中でできることを考える貴重な機会となりました。
防災教育
HR活動
学校行事
10月1日、2年4・5組の生徒を対象とした「防災教育講演会」を実施しました。
講演会では、愛媛大学防災情報研究センター副センター長の 二神 透 先生をお招きし、「南海トラフ巨大地震への備え」をテーマにご講話いただきました。
近年発生した能登半島地震や熊本地震などの具体的な被害状況や写真資料を交えながら、強烈な揺れや津波、土砂災害、火災、液状化といった災害の脅威について専門的な視点から詳しくお話しいただきました。また、愛媛県における最新の被害想定や、日頃からの備えや「フェーズフリー」の考え方についても分かりやすくご指導いただきました。
生徒たちは資料やスライドに真剣なまなざしを向け、いつ起こるか分からない災害に対して「自分自身の問題」としてどのように向き合い、どのような判断と行動をとるべきかについて深く考えを巡らせていました。防災において最も大切なのは、単なる知識ではなく「実際の行動」へとつなげる力です。今回の講演会を通じて得た気づきや学びは、生徒一人ひとりの防災意識をさらに高め、家庭や地域社会へと広げていく大きな契機となりました。

防災教育