西条高校点描(2023年度)

とうど焼き(大保木、商業科)

2024年1月14日 22時00分
14日(日)商業科2年生3名が大保木の「とうど焼き」に参加しました。「とうど焼き」とは、正月の「門松」や「しめ縄」を燃やす行事です。正月飾りを目印に家にきてくださった年神様を、正月飾りを燃やした煙とともに見送るという意味もあります。大保木では、幻想的な神事として取り扱っています。
 大保木に到着すると、男性陣が暖かく迎えてくれました。グランドに行き、「とうどうさん」にしめ縄を結びます。地域の方々と神事の準備をします。
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神事が始まりました。祝詞をあげて、地域の方たちが順に玉ぐしを奉納していきます。初めて見る光景で吸い込まれてしまいました。
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「とうどうさん」を燃やします。すごい勢いで燃えていき、もくもくと煙が立ち上り、灰になってしまいました。

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そして、地元の方と記念撮影。今回も七草会の時と同様に地域全体で行事を行いました。大保木の皆さんの暖かさを感じました。
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「ぜんざい」をいただきました。山はとてつもなく寒かったですが、体が温まりました。皆さんと交流もしました。
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その後、里山体験をするために、大保木に行く際に利用しているバスの終点に行ってみることにしました。みなさんバスの終点はどうなっているか・・・・。バス停の前には、「大宮橋」があります。「大宮橋」は大保木の中でも最も山奥にある西之川にあります。コンクリートで作られ、歴史的価値とデザイン性の高さが評価され、平成17年に土木学会の選奨土木遺産に認定されました。
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そして聖域にどこに行ったかは・・・。興味がある人は西の川に行ってみてください。
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石鎚山の開祖「役行者」です。役行者は実名ではなく敬称で、他に役優婆塞(えんのうばそく)といった呼び名で広く知られています。この敬称は平安時代から使われています。修験道を始めたと言われています。
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最後に、大保木地区の「やまの駅」が「さくら食堂」としてリニューアルオープンします。1月20日からオープン。軽食が食べられます。記念行事に参加しました。「石鎚黒茶」、「サンドイッチ」をいただきました。
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今回の感想は、「ぜんざい」や「お漬物」、里山での感動の美味しさ。そして、地域の方々が協力して、行事を継承していく素晴らしさ、心地よい共感した時間を過ごすことができました。今回で大保木の行事は今年度は終了です。感動をありがとうございました。大保木でしか味わえない里山体験ツアーの醍醐味を徐々に知りつつあります。来年度もよろしくお願いします。

PS 大保木の方々に西条高校のブログで「大保木の紹介をしてもらって、ありがとう」、「ブログおもしろかったよ」等多くの声をいただきました。ブログを皆さんが見ていただいているということを今回知ることができました。微力ながら「大保木の良さ」「山里の暖かさ」「大保木地区の行事や名所の紹介」を発信していきたいと考えています。商業科は来年度も皆さんと一緒に頑張っていきます。